卒業アルバムの納品は卒業式「前」と「後」どちらがおすすめ？

卒業アルバムといえば、卒業式で配られてみんなで見たり、寄せ書きを書いたりして当日のうちに持ち帰るという学校様がほとんどだと思いますが、卒業式の後に納品する方法もあるっていうのはみなさんご存知でしたか？

今回は一般的な「卒業式前納品」（以下、卒前納品）とちょっと特殊な「卒業式後納品」（以下、卒後納品）について、それぞれのメリット・デメリットも交えながらご紹介させていただきます。

■卒業式に卒業アルバムが渡せる！「卒前納品」

卒業式に生徒全員にアルバムを渡せるように、卒業式の数日前に学校や担当者様のご自宅に一括でお届けする「卒前納品」。
卒業アルバムの納品で一番人気のこの方法ならではのメリットや、ここがちょっと…というデメリットをあわせてご紹介させていただきます。

卒業式前だからこそ実現できる！メリット3つ

1：友達や先生に寄せ書きを書いてもらえる
卒業アルバムを受け取ったといえば、無地ページに書く寄せ書きを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
学校最後の思い出として、クラス内はもちろん、部活の仲間や仲良しの後輩、お世話になった先生に一言コメントをもらえると、自分だけの一生の思い出のアルバムになりますね。

2：生徒1人1人に手渡しができる
学生生活の最後の配布物として、1人1人に手渡ししながら、先生から生徒様へ一言ずつメッセージを送ったりすることで、先生にとっても生徒様に取ってもいい思い出になること間違いなし！
私も高校時代の担任の先生に送ってもらったメッセージは、今でもふとした時に思い出すくらいとても印象に残っています。

3：アルバム担当の先生の引き継ぎが不要
卒後のご納品の場合だと、次の学年の担当になっても、また、違う学校に異動したあとも「アルバム制作」が続くこととなります。卒業生と共に、苦労してきた「アルバム係」も卒業！できます。

大人気の卒前納品にはデメリットも・・・

納品が2月末から3月中頃に集中していますので、製本〜印刷までの工程がかなり混み合い、卒業アルバムができあがるまでは通常よりも日数がかかる印刷会社様がほとんどです。
アルバム制作担当は卒業学年の先生が務めるというケースがとても多いので、早くから業者決定をして計画的に進めることができないと、授業や部活と並行して短期間で卒業アルバム作りを進めるのはかなり大変です！

■卒業式の写真が卒業アルバムに残せる！「卒後納品」

卒業式の写真を入れて最後のページを作ったり、卒業式後に学生生活を思い出しながらじっくり制作したあと、各生徒様のご自宅に直接納品したり、担当者様のご自宅に一括でお届けのできる「卒後納品」。
年々人気がでてきているこの方法ならではのメリットや、ここがちょっと…というデメリットをあわせてご紹介させていただきます。

1：卒業式の写真も含めることができる！

これまで楽しく過ごしてきた学校での素敵な日々はもちろん、その集大成である卒業式のお写真も非常に感動的で、「ぜひ載せたい！」というお声もよくいただきます。
卒業式の後の納品にするだけで、この希望が叶います！
お友達同士のお写真だけでなく、学校全体で撮影したお写真が残るのは、長い年月が経った未来のことを考えると、とても魅力的ですね。

2：制作時間をたっぷりとることができる！

昔ながらのしっかりとした卒業アルバム、「上製本アルバム」になりますと、表紙の箔押しを手押ししたり、印刷後にインクを乾かす日数等が必要になりますので、かなり多くの学校様の卒業アルバム原稿が動く卒業式前納品の場合、12～1月までには印刷工程へ進める必要がでてきます。
しかし、卒業式後の納品であれば、卒業シーズンからずれ込むことになるので、印刷現場にも余裕が出てきますし、先生方も授業が一旦落ち着くので、お写真の選定やレイアウト指示などの時間がゆっくり取れるというお声もよくお聞きします。

3：個別配送もご対応可能です！

卒業してしまったら、みんなバラバラでお渡しができない！とお思いの方もいるかもしれませんが、各生徒様のご自宅に配送をする「個別配送」サービスが利用可能な印刷会社様も多くあります。
ちなみに当社では、卒業アルバムに傷がつかないよう、専用のダンボール箱で梱包してお届けいたします。

■さいごに

卒前納品、卒後納品それぞれのメリット・デメリットをご紹介しましたが、ざっくりとした説明も多いので、自分の学校にはどの納品方法が合うのか決めかねるという学校様も多いかもしれません。
印刷会社様によって、納品方法のご案内や制作方法、印刷までもご案内は様々だと思いますので、まずは気になる業者様にお気軽にご相談いただければと思います。

＜卒業アルバムの作り方参考ページ＞
生徒様と一緒に写真を切り貼りしながら作る「手作り制作」
写真データを用意して、生徒様や他先生と分担して作る「ソフト制作」
専任デザイナーに制作を一任して作る「オーダー制作」