女子校出身スタッフの卒業アルバムを紹介!
私たちのお客様には、男子校、共学、女子高と分かれていて、アルバムにもそれぞれ特有の特長が見受けられます。
今日は私自身の体験も踏まえ、女子高のアルバム構成や傾向、そしてぜひ参考にしていただきたいポイントを記事にしたいと思います。
■女子校のアルバムは…
「可憐な花園」というイメージが強い女子校ですが、実際は“太くて強い野花”のような女子が多かった私の高校。
ちなみに私が通っていた高校は、仏教系の女子校。
校則も大変厳しく、「和」の心を重んじるため、他の女子校のアルバムとは雰囲気が異なるかもしれませんが、なかなか普段みかけることのない特殊なサイズのアルバムタイプでもありますので、細かく仕様からご紹介させて頂きます。
仕様について
表紙:布表紙
大きさ:B4サイズの、横長タイプ
綴じ方:大和綴じ
見返し印刷:表裏ともにカラー
「大和綴じ」というのは聞き覚えのない方も多いと思いますので簡単にご説明しますと、2カ所に2個ずつ穴を開けて紐などで結んで綴じる製本です。
どちらかというと現代ではメジャーではない綴じ方で、歌集や史話など古書でよく見かけることが多いかも知れません。
ページ構成について
校長&副校長ページ
理事長がドンっと1頁に、そして校長&副校長がお2人で1頁に紹介されています。
教員&事務員ページ
教員の個人写真、そして事務員さんの個人写真
クラスページ
1クラス、4ページの配分で、各クラスのページが10数クラス分続きます。
1ページ目は、文集に使われるような色付の薄紙に、クラスごとにみんなの寄せ書きを掲載。
テーマはクラスによって自由です。
2ページ目は、個人写真を掲載。
昔ながらのピシッとした真面目な写真のページです。
3ページ目は、グループ写真を掲載。
私のクラスは1グループを8人までとし、グループごとにプリントされた写真にポスターカラーで色々書いたり飾りつけをしたりしました。
4ページ目は、はさみで切り抜いた写真やプリクラなどを沢山貼って掲載。
自分たちが教室で撮り合った何気ない日常風景がほとんどで、
こんな感じの写真や
こんな変顔も写っています!
一見上品さが漂う表紙からは想像つかないひょうきんなノリや、私のクラスだからこそのパワー、そしてチームワークなどが写真からも伝わっていて、今見ても当時を思い出し楽しい気持ちになります。
行事ページ
修学旅行、体育祭、合唱コンクール、創作ダンス発表会の写真が掲載。
最後に各クラスから2名ずつで発足した「アルバム委員」の集合写真が1ページに掲載されていました。
その他
見返しにはカラーで表裏に印刷があり、無地ページやニュースページが付いていました。
見返しにカラー印刷されているものはあまりみないので、より特別感が増している気がします!
全体のテイストについて
表紙まわりからは重厚感と上品さを基調としているように感じますが、さきほどご紹介した通り、各クラスのページにそれぞれのクラスカラーが出ていて、ページをめくる度に雰囲気がだいぶ変わります。
見るからにお笑い系のクラスもあれば、おしとやかな雰囲気のクラスもあり、私は、お笑い系のページに仕上がったクラスでした(笑)
「色んなクラスがあったな~」と当時を振り返ると、とても懐かしくてみんなに会いたくなってきます!
■良ければぜひご参考にしてください!
私は小・中・高の3種類のアルバムを持っていますが、高校の卒業アルバムが一番気に入っています。なぜなら18歳ならではのパワーが誌面に溢れていて、鮮明に当時を振り返ることができるからです。
また私は切り貼りの制作に少し加わったので、見返す度に「あ~ここの切り貼り、友だちがとてもこだわっていたナ」など楽しかった時間がよみがえってきます。
先生様の中でもこれから写真選定や、レイアウト作成など着手されると思いますが、できるだけ生徒様も参加型ですすめていただく事をおすすめします!
もしかすると先生方が驚かれるような案が出るかもしれませんが、それは“オリジナリティ”と捉えてなるべく採用していただき、「例年通り」ではなく、今年の生徒様にしか作れないアルバムを目指してはいかがでしょうか。
そんな中で「生徒からこんな案が出てるんだけど、できる?」とか、「生徒の案だと予算が変わるかな?」などの不明点があれば、いつでも私たちプランナーにお声掛け下さいね!
<卒業アルバムの作り方参考ページ>
生徒様と一緒に写真を切り貼りしながら作る「手作り制作」
写真データを用意して、生徒様や他先生と分担して作る「ソフト制作」
専任デザイナーに制作を一任して作る「オーダー制作」