アルバム制作まめ知識

卒論の息抜きにも最適!? 〜卒業アルバムおすすめ制作方法〜

こんにちは。卒業アルバム制作をサポートするプランナーです。
今回は、大学生活の締めくくりとしてじわじわとやってくる“卒アルづくり”を、少しでも「やってみたい!」と思ってもらえるようなアイデアをたっぷり詰め込んでお届けします。

正直、手間はかかります。ですが、その分だけ愛着が湧くのが「手作り」の面白さです。スマホで写真を撮りっぱなし、SNSに載せて終わり……ではもったいない。せっかくなら、大学4年間の“今しかない瞬間”を、自分たちらしく形に残してみませんか?

「企画構成編」では、卒アルの全体像の組み立て方、仲間との分担のコツ、盛り込みたいコンテンツのアイデアなどをご紹介していきます。「制作テク編」では、実際の作業がラクになる制作テクニックや、小技の効いたスクラップ風アレンジ、デジタルと紙を組み合わせた工夫もたっぷりお届けします。

それでは、はじめていきましょう!


 

第1章:企画構成編 〜卒業アルバムって、どんなふうに作る?〜

1-1. 卒アルって、そもそも必要?

「写真はスマホにあるし、卒アルっている?」という声、最近はとても多いです。でも、何年か後、ふと見返したときに「やっぱり作ってよかったな」と思えるのが、紙の卒アルのいいところ。特に手作りならではのぬくもりが、時を超えて残っていきます。

とはいえ、「ちゃんとやろう」と思うと腰が重くなるのもわかります。だからこそ、完璧を目指さず、「楽しめる範囲で、できることから」が合言葉。スクラップブックのようなラフなスタイルから始めてみましょう。


1-2. 全体構成のざっくりプラン

卒アルづくりの基本は、「構成」→「素材集め」→「レイアウト」→「製本」。
今回は以下のような構成で進めるのがおすすめです。

●ページ構成例

  • 表紙(タイトル、学校名、卒業年度など)
  • はじめに(メッセージや企画趣旨)
  • メンバー紹介(顔写真+プロフィール)
  • 思い出ページ(イベント、旅行、授業、日常風景)
  • 推しページ(ゼミ・サークル・バイト・趣味 など)
  • メッセージページ(寄せ書き風・QRコードリンク)
  • あとがき(編集後記、制作メンバーからの言葉)

1-3. メンバーと役割分担して「楽しく進める」コツ

「誰かが全部やる」ではなく、みんなで「少しずつ」持ち寄るスタイルがベストです。

●おすすめの役割分担

  • ディレクター係:全体スケジュールと進行管理
  • デザイン係:レイアウトや色・装飾の統一感を担当
  • 編集係:写真やテキストの選定・整理
  • デジタル係:QRコード作成やSNS風デザイン
  • ライター係:メッセージや紹介文の執筆
  • 集金・印刷係:製本・印刷の見積もり&入稿準備

「一人二役」でもOK。得意なことや興味のあることで担当を決めましょう。


1-4. コンテンツアイデア集

写真や文章だけじゃない、いろんなコンテンツを盛り込むと、見るのが楽しくなります。

●盛り込みたいアイデア例

  • 4年間のタイムライン:入学~卒業までの主な出来事を年表で
  • キャンパスMAP:思い出の場所にコメント付きでマッピング
  • ランキングページ:卒業前アンケートをもとに「〇〇王」発表
  • コラージュ風ページ:写真を切って貼って、デコレーション感覚で
  • 手書きメッセージ:スキャンや写真でそのまま掲載
  • QRコードリンク:動画・音声・SNSまとめページへの導線に
  • 裏話コーナー:「あの時、実は…」エピソード集

自由な発想で、「読みたくなる」「何度も見たくなる」1冊にしていきましょう。


1-5. SNS感覚を活かすテクニック

「紙」なのに「デジタルっぽい」遊び方も、今っぽくておすすめです。

●こんな工夫もアリ

  • 投稿風デザイン(インスタのようなフレーム付き)
  • ストーリーズ風タイムライン(スナップを時系列で並べる)
  • コメント風吹き出し(仲間からの一言)
  • ハッシュタグページ(#思い出飯 #深夜テンション など)
  • QRコードを貼って、インスタやYouTubeにリンク

こういった遊び心のある仕掛けで、「見ていて楽しい」アルバムに。


1-6. どうやって作る?制作パターン別まとめ

時間・予算・こだわり度に応じて、制作方法は3パターンくらいに分かれます。

●手作り派(スクラップブック式)

  • 紙とペン、プリント写真、マスキングテープなどを活用
  • アナログな味わい、作業中も楽しい

●デジタル×紙ハイブリッド派

  • PCやスマホでレイアウト→PDF化→印刷・製本
  • QRコードなどの仕込みもラク

●完全デジタル派

  • PDFやオンラインアルバムのみで共有(紙なし)
  • スマホで見返せる手軽さ

おすすめは「手作り+ハイブリッド」の中間です。
スクラップブックの雰囲気をベースにしつつ、デジタルの便利さも取り入れることで、負担を減らしつつ“あたたかみ”を残せます。

 

 


第2章:制作テク編 〜スクラップ風!手作業を楽しむための小技〜

2-1. 必須じゃないけど“あると楽しい”道具たち

100円ショップや文具店で手に入るものでOK。
ただし「手元にあるものだけで作る」と決めても十分に可愛く仕上げられます。道具選びの段階から「アルバムづくりのワクワク」は始まっています。

●基本セット

  • スティックのり or 両面テープ(貼る系の作業に)
  • はさみ・カッター(写真や飾りを切るときに)
  • カラーペン・サインペン(見出し・コメントなどに)
  • 写真プリント(スマホから注文orコンビニ印刷)
  • 定規やカッティングマット(細かい作業にあると便利)
  • 替え芯式シャープペン(下書きに)

●あると映える装飾系

  • マスキングテープ(縁取りやデコに大活躍)
  • シール(星・吹き出し・手書き風などがおすすめ)
  • 付箋(コメントメモっぽく使える)
  • 黒画用紙やクラフト紙(背景にすると一気におしゃれ)
  • スタンプ(アルファベットや数字のスタンプはタイトルに最適)
  • 押し花・紙刺繍などの立体素材(手触り感が加わります)

2-2. レイアウトのコツは「抜け感」と「リズム」

ごちゃごちゃしすぎないように、“抜け感”を意識するとグッと見やすくなります。「白を恐れない」「余白を活かす」のがレイアウト上達の第一歩です。

●レイアウトの小技

  • 写真は斜めに貼ると動きが出る
  • 1ページに色を詰め込みすぎない(背景を白く残す)
  • 同じ形の写真を並べると整って見える
  • 手書きのコメントはフレーム(吹き出しなど)に収めると映える
  • マスキングテープで「見出し」風に使うとカッコいい
  • コメントの文字サイズに強弱をつけて「声のトーン」を演出
  • タイトルは太ペンや文字スタンプで存在感アップ
  • ページごとのテーマ色を決めると統一感が生まれる

ちょっとしたルールを作るだけで、ページごとにブレない「まとまり感」が出せます。


2-3. 写真の選び方&使い方

“盛れてるか”だけじゃなく、“ストーリーが伝わるか”がポイントです。

●選び方のヒント

  • 笑顔だけでなく真顔・寝顔・変顔もOK(自然な一面を)
  • 「集合写真+オフショット」が鉄板構成
  • 同じ場所・同じポーズの“定点観測”も味になる
  • 使わなかった写真はコラージュにして一気に並べても◎
  • スクショも活用OK(Zoom画面、LINEの会話など)
  • 風景だけの写真もアクセントに使える
  • 撮ったときのエピソードを添えると写真が“語る”ようになる

●写真加工の工夫

  • ましかくプリント(インスタ風)にすると統一感アップ
  • セピアや白黒に加工して“思い出感”を演出
  • スマホアプリで文字入り加工してからプリントするのもあり
  • 枠付き加工(ポラロイド風など)で「余白」に文字を書く楽しみを

2-4. デジタル×紙のハイブリッドアイデア

紙の中に「ちょっとしたデジタル」を組み込むと、一気に今っぽくなります。特に、QRコードを活用すると、紙では収まりきらない記録も一緒に残せます。

●QRコードでリンクを貼る

  • GoogleフォトやYouTubeにアップした動画をQRコード化して掲載
  • 音声メッセージを録音してリンク(思い出の声・先生からの一言など)
  • 卒業旅行のvlogや、文化祭の動画まとめも
  • スマホの録音アプリやSoundCloudを使えば簡単にアップできます

●SNS風ページを作ってみよう

  • Instagram風投稿:1ページに1枚+キャプション+いいね風コメント
  • X風ツイート風まとめ:「#ゼミ名言集」「#あの時のぼやき」など
  • TikTok風ページ:実際の動画QRコードとサムネ画像を並べる
  • ストーリーズ風構成:1日の流れを時系列に小さな写真で追うスタイル

●AIも活用しちゃおう

  • 自動文字起こし(音声→テキスト)
  • 写真から似顔絵生成(ゆるキャラ風アイコンに)
  • テキスト整形(アンケート結果を自動でグラフ化)
  • ChatGPTなどで紹介文のテンプレ化(個人紹介やコメント文案)

2-5. 小ワザまとめ:シーン別おすすめアレンジ

●卒論追い込みの1コマ

  • 散らかった机、夜食、Zoom画面などをコラージュ
  • セリフや心の声を吹き出しで入れる
  • Word画面のスクショと共に、完成直前の様子を記録

●サークルの思い出

  • 部室や大会風景を背景に、コメントを重ねる
  • 活動メンバーそれぞれの「推しエピソード」も
  • 遠征チケットや名札を貼るとリアル感アップ

●飲み会・旅行

  • 地図やチケットの半券をスキャンして貼る
  • 飲みの“名言”や“名場面”をピックアップ
  • 「旅行中のご当地飯リスト」を写真付きでまとめる

●バイトの記録

  • 制服姿や裏側ショットを使って“バイトあるある”特集
  • バイト先からの一言コメント(手書きor印刷)もあると嬉しい
  • 店内POP風に写真と紹介文を配置するとユニークに

2-6. 印刷・製本のポイント

スクラップ風に作る場合も、最後に「冊子」として形にすることで、ぐっと完成度が上がります。

●印刷前にチェックしたいこと

  • QRコードが読み取れるか?(ぼやけていない?)
  • 写真が暗すぎないか?
  • テキストがページ内で読みにくくなっていないか?
  • フォントや色の統一感は取れているか?
  • ページ番号を振っておくと読みやすさアップ

●製本の方法

  • リング製本(ラフでおしゃれ)
  • 中綴じ・無線綴じ(業者に依頼)
    制作前に印刷可能なサイズや形式を確認しましょう!
    切り貼りに対応した台紙をつけてくれることもあります。制作方法に併せて相談してみましょう!
  • 手作り風カバーをつけても◎(クラフト紙や厚紙を使ってDIY)

 

おわりに:楽しんだもん勝ち!

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

卒業アルバムって、思ってるより自由です。
きっちり作る必要なんてありません。
ぐちゃぐちゃでも、笑えるページでも、それがそのまま“あなたたちの今”を映してくれるからです。

「ちょっとめんどくさいけど、ちょっと楽しそう」
そう思った今が、始めどきです。

1ページでも、1コーナーでもいい。
少しだけ手を動かして、大学生活の最後に「自分たちらしいカタチ」を残してみてくださいね。

写真を貼って、コメントを書いて、テープを貼って、笑って——
その一つひとつの作業が、すでに“最後の共同作業”の一つなのです。

応援しています!

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